<システム>ADVは標準的なものは完備。
次の選択肢までジャンプできる機能は個人的に有り難い。
途中に未読文章があればそこで止まってくれるのでサクサク飛ばして大丈夫。

戦闘は、自分が知ってる中だとグランディアが一番近い。
真ん中のタイムライン上をキャラアイコンが←に進み、
一番左まで来たらコマンド入力可能。
攻撃すると相手を→へノックバックさせられるので、
補助や合体攻撃、EX技で上手く立ち回ってノーダメ勝利をするのが基本。
HARDだとノーダメは辛いが、NORMALなら多少適当でも完封できます。
なお、戦闘は最初からスキップ可能。
やりたい人だけやらせてくれる良い気配り。
なお、RPG的な成長要素はありません。

シナリオ上で発生する戦闘を自由に挑戦できる
フリーバトルモードもあるので、やり込みたい人にも親切。
また、共通は置いといて一部を除く1ルートの中では基本的に4,5回戦闘と
抑えられています。この辺も良い感じ。

ちびSDキャラがちょこちょこ動いて攻撃するのが可愛いです。
<シナリオ>VR技術が異様に発達した現代のような近未来のような町が舞台。
本来のVRは専用機器を通して見ないと見れないが、
この世界では電脳空間を現実世界に投影し、その中では何も付けなくても
3Dキャラが見れる・触れるとかなりぶっ飛んだ技術になってます。
また、その中ではクラウン・ハートと言う作中ゲーム内のアバターと
同じ服装・武器を持って3Dバトルアクションゲーム的なことが出来ます。
ゲームでコントローラーを動かすように、
頭で考えたコマンド技・動きが電脳空間では再現出来る模様。
このクラウン・ハートVR版の大会を戦うのがメインシナリオ。
と言っても出場してるのは主人公チームとラスボスチームの2チームしかないんだけど。
正直、もっとチーム数増やすべきだと思われる。
ゲーム大会というより実験島の物語のように見えてしまう。
登場人物ほぼ全員が一つの学園所属だし。
それより問題なのは、登場人物のメインには良い人しか居ないこと。
悪意のない世界。ぬるま湯のような世界。
杏子ルートのみ、ほんの少しだけ人の悪意が見える。
そのせいとは言わないけど、共通が結構退屈でした。
起伏がほとんどないのが困りもの。
通常会話が面白いゲームはごくごく稀なのでそこは仕方ないのだが。
・・・粗を探すと粗だらけなので深くは考えるのはやめました。
シリアスがほとんど無い萌えゲーだから気にしちゃ駄目なんだろうね。
プレイする人は深く考えずにプレイした方が無難。
ヒロインは全員良い子。良い子しか居ない。
優しい幼馴染、ちょろい帰国子女、兄大好き妹、天真爛漫、
優しく品行方正な生徒会長、クーデレ、うざ可愛い系。
全員お互いに対して優しすぎるぐらい優しいから、シナリオの起伏が少ない。
一人ぐらいアクセントできつめのツンデレや熱血系入れても良かったのでは。
猫屋敷 メア(剣花姫<ソードプリンセス>)幼馴染。アイドルっぽいことやってるプロゲーマー。
明るい性格で、何事にもまっすぐな子。勉強は苦手な模様。
主人公相手に少し素直になれないのは幼馴染でよくある光景。
大き目の剣が武器。HP吸収スキルが中々強い。
ルート以外では主人公の背中を押してくれたり、励ましてくれたり。
影では一人でこっそり泣いてたりするけど、それを回りに諭させない強い子。
ルートでは主人公と特訓して真正面からラスボスをタイマンでぶっとばす話。
猪突猛進タイプここに極めり。
VRという素材を生かせてない気がするシナリオでした。
主に絶望感が足りないため、印象が薄い。
シナリオ見てると主人公もバトルパートで戦えて良いんじゃないかなぁと思う。
用意されてないからだと思うけど、戦闘パートに一度も出てこないからなぁ。
しかしアイドルやっててゲーマーで勉強苦手でピンク髪か。
どっかに似た子が居たね。
ポリーナ(闇花姫<ダークプリンセス>)とんでも技術によって現実世界に定着した純真無垢な元ゲームのナビ。
たぶんロリ枠。大きな金鎚が武器。
どこまでも素直な良い子。そして人間存続を一番に考える自己犠牲精神の持ち主。
そういう風に作られたAIというだけではあるが。
二つ名がダークプリンセスなんだが・・・どの辺がダークなんだろう。
ルートでは人類を守るために自分を消去することを望む話。
平和には犠牲が付きもの。
最後にあと一捻り欲しかったかな。
悪くは無いけど、予想の範疇内のシナリオだったので。
あ、萌えゲーなのでちゃんとハッピーエンドです。
玲奈・リル・レーフェン(聖花姫<セイクリッドプリンセス>)フランスからの帰国子女のちょろいんデース!
ゲームデザイナー兼プログラマー兼ゲーマーというスペックデース!
特撮やアニメが大好きな子。
仮面プリティーというどう見てもバレバレな変装で
主人公たちを助けてくれる。武器は銃。
ルートシナリオは一番面白いかも。
プログラマーであること、相手がAIであること等がしっかり生かされている。
特撮などのお約束的な感じでラスボス戦で玲奈のみ覚醒します。
まあ、ラスボスも本気出してきますが。
愛内 陽良子(恋花姫<ラブリープリンセス>)主人公大好きな血のつながった妹。
ことあるごとに好き好きアピールを欠かさないかなり末期な妹。
通常立ち絵のポーズが気になる。すごく気になる。
あと腕おかしくない?気のせい?
武器はチョロモン。ちっちゃいモンスターを使役して戦います。
ルートは主人公と結ばれる世界を創造するために敵にまわっちゃうお話。
主人公とエロい事した直後から
主人公から自立しようと頑張るのは、珍しいシナリオ運び。
普通は自立しようと頑張った後に
やっぱダメだった的な感じでエロい事し始めるんだが。
まあ、結局自立に失敗して敵に回って会心して
エロいことするから同じと言えば同じ。
イヴ(神姫<グローリープリンセス>)品行方正な優しき生徒会長。
裏の顔はドリーム小説書くのが大好きな前クラウン・ハート大会優勝者。
メインヒロインの誰かをクリアしないとルート解放されません。
武器は双刀。アバターがずば抜けて派手。白い羽根生えてるし。
ヒロインの中ではトップクラスの能力持ち。
覚醒玲奈にはさすがに一歩劣るが、スキルがぶっ壊れ。
ルートは解放式ルートとしては物足りない感じ。
もうちょっと上下がある話に持っていっても良かったんじゃないだろうか。
普通に考えれば最終ルートなわけだし。
一応、ほぼ全ての伏線はこのルートで回収してます。そういう点では問題無い。
鳳 杏子(舞花姫<マーシャルアーツプリンセス>)クーデレ風味で物静かな子。
事前人気投票1位だったらしく、
サブヒロインだが追加パッチでルート補完される模様。
確かにこの中だとこの子が一番人気出るだろうなぁってのはわかる。
武器は短刀。味方の待機時間を短縮できるEX持ちなので重宝します。
一応元からルートっぽいものはある。戦闘は無い。
政略結婚の話を壊すために主人公と恋人の振りをするお話。
・・・戦闘なしの方がこのライター面白いんじゃなかろうか。
プロゲーマー強すぎだと思うけど。
熊埜御堂 あやね(歌花姫<ディーバプリンセス>)( ゚∀゚)o彡°あーりん!あーりん!
うざ可愛いネットアイドル。自由気ままでシリアスブレイカー。
緑髪は不遇というジンクスは跳ね返せなかった模様。
何故だか知らないけど緑髪の子は不遇な立ち位置に居ることが多いです。
武器はメガホン。でもカットインではマイク持ってたりする。
歌花姫の称号に恥じない、補助特化型。
ルートはあるんだが、恋仲にすらなりません。
あーりんの夢である単独ライブが開催されるまでのお話。
最後で告白すると思いきや何もない。どういう事なの・・・。
ていうかエロシーンは?ねえ、エロシーンは!?
俺最初に選んだのこの子なのに・・・
サブヒロインをメインヒロインと同じような感じで並べるのやめてくれー
星王子┌(┌^o^)┐<ホモォ・・・
何故かある男友達との友情ルート。かなり言動がやばいです。
俺は乙女ゲーでもやってたのかと錯覚しそうになる。
このルートだとこの男達と一緒にヒロイン達と戦う話になります。
ううむ、ファンサービスが良いんだが何だかな・・・
<総評>全体的にシナリオに物足りなさを感じる。
と言っても、萌えゲーでは標準的な感じ。
裏を返せば適量を詰め込んだとも言える。
可もなく不可もなくといった感じで軽めなストーリーが読みたい人におすすめ。

SDキャラによるちょこっとした戦闘を楽しみたい人にもおすすめ。
戦闘自体は悪くない出来だからね。演出が若干過剰なのと、たまに落ちるけど。
ラスボスのHARDも少し頑張れば最高評価のGOD取れるみたい。
最後に。

あーりんのこのカットイン大好き。
・・・ちゃんとしたあーりんルート来ないかな。